東洋医学の秘密を教えます！
2020/05/19 | カテゴリー：おカラダのお悩み, 気まぐれブログ
〜現代医学と東洋医学の違い〜
人が健康でいられる秘訣は根治療である東洋医学にある!
“病気を診る現代医学” “人を診る東洋医学”
と2つの医学の根本的違いは身体を診る視点の
違いがあります。
中でも人によって治療法を変える
東洋医学はオーダーメイド治療と考えます。
現代医学は解剖学的、生理学的などの科学的な見地から人を捉えます。
人体を器官や組織、血液、リンパ液などに細分化し、病巣を局所的に分析していきます。
検査に現れない異常は病気とみなされず不調を訴えていても治療が行われないこともありえます。
一方で東洋医学は人体全身が関連する一つの有機体として捉えます。
身体に問題があれば、局所的な問題なのか、全身のバランスの乱れが原因なのかという視点から病因を追求していきます。自己免疫力を高める事で改善させることが可能となります。
複眼的な視点から病因を見つめそれぞれの症状に合わせたオーダーメイド治療ができるのが、東洋医学です。
東洋医学の治療の考えとして簡単にご説明させていただくと最小単位である
【気】【血】【津液】【精】【五臓六腑】という器官などが連結し合い、生命として身体全体をなす有機体として考えます。そのため病巣部の直接的な治療だけでなく、病巣と関連した他の部位の治療、又全身のバランスの調節など、複合的な治療を可能として考えていきます。
例えば”目の疲労”という症状に対して鍼治療では
眼精疲労に効くツボに鍼を打つという直接的な治療のほかに、目の関連している“肝”のツボにも刺激を与えていきます。また、気と血のバランスを整えて全身の調節も行なっていきます。このような考え方が東洋医学と治療法となります。
人体には全身に経絡という通路が巡っており、その経路上にツボがあるとされております。ツボに対して鍼やお灸で刺激を与えていくことで経絡を通る気血の流れを促すことができます。
また人の身体には【陰と陽】というものがあり
東洋医学では基本となる重要な考え方でもあります。
【陰と陽】のバランスで健康状態が保たれます。
人が健康な状態でいる時、体内における【陰と陽】
のバランスがうまく保たれています。
【陰と陽】どちらかが強くなったり、逆に弱くなったりすると【陰と陽】のバランスが崩れて健康が損なわれます。
人には本来、【陰と陽】のバランスを自然に回復する機能が、備わっています。
例えば…
夏には身体内部の陽が強くなりすぎないように発汗したり、冬には汗腺を閉じて陽が弱くならないように調節をしています。
また、【陰と陽】のバランスが崩れて身体の調子が悪くなってしまっても偏盛の場合には多すぎる【陰と陽】を減らし、偏衰の場合には減った【陰と陽】を増やすなどして健康体を維持していきます。
東洋医学というのは治療のバリエーションが多く
検査では現れない不定愁訴の視点で病気を見つめ
同じ病因でも根本には、どこからその症状になってしまったのかというのはここで違います。
人の症状に合わせたオーダーメイドの治療なのです。
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